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H-IIAロケット11号機用フェアリングを出荷

2006年11月13日


川崎重工は、H-IIAロケット11号機用フェアリング※1を当社岐阜工場(岐阜県各務原市)での設計・部品製造を経て、播磨工場(兵庫県播磨町)から宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センターに向けて、出荷しました。本フェアリングは種子島宇宙センターでH-IIAロケット11号機に組み込まれます。なお、同ロケットは12月16日の打ち上げに向けて準備作業が進められます。

今回出荷したフェアリングは、直径5メートルのシングル・タイプ(5S型)で、この中に大型衛星が1機組み込まれます。また、収容できる衛星の大きさは、米国スペースシャトルや、欧州のアリアンVロケットと同等です。H-IIAロケット11号機は、技術試験衛星VIII型(ETS-VIII※2)を搭載します。当社はフェアリングの開発・製作に加えて、衛星分離部も担当しています。

当社は、1988年にH-IIロケット向けにフェアリングを納入したのを皮切りに、H-IIロケット向けは計7機分、H-IIAロケットにおいても、試験機1号機および10号機向け4メートル・シングル・タイプ(4S型)、試験機2号機、3号機、5号機および6号機向け4メートル・デュアル・タイプ(4/4D型)、4号機および7号機から9号機向け5S型の各種フェアリングを開発・製造した豊富な実績を持っています。

当社が開発・製造してきた各種H-IIAロケット用フェアリングは、大型衛星や2基の衛星の同時打上げなど多様な打上げ需要に対応できます。当社は今後もフェアリングの開発・製造を通して、我が国の衛星打上げビジネスに、積極的に貢献していきます。

□H-IIAロケット11号機用フェアリングの概要
5メートル・シングル・タイプ(5S型)
 全長 12メートル
 直径 5.1メートル
 搭載できる衛星 長さ約9.1メートル、直径4.6メートルまでの衛星

※1: フェアリングは、衛星を格納する部分で、ロケット先端部に取り付けられ、打ち上げ時の空力加熱、振動などの過酷な環境から衛星を保護するためのものです。これは大気圏外に達した後に左右に2分割して衛星を分離します。

※2: ETS-VIII(Engineering Test Satellite-VIII)は、宇宙航空研究開発機構が開発した8機目の技術試験衛星で、小型携帯端末による移動体通信を実験するためテニスコート大の大型展開アンテナを2基装備した特徴的な外観をもつ、我が国で初めての静止軌道上質量3トン級の大型衛星です。

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