世界最大級のフェロニッケル精錬プラントを受注(カワサキプラントシステムズ)
2006年08月21日
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川崎重工は、韓国・ポスコ社グループのSNNC社※から、世界最大級のフェロニッケル精錬プラントを受注しました。受注金額は約150億円です。
本プラントは、年産3万トンのフェロニッケルの生産能力をもち、ポスコ社光陽製鉄所の近くに建設され、2008年12月の稼動開始を予定しています。
フェロニッケル精錬プラントでは、予め乾燥させたニッケル鉱石を原料に、ロータリーキルンにより焼成・還元を経て製造した焼鉱を、電気炉で溶解して不純物を取り除きフェロニッケルを製造します。
今回受注したプラントで、当社は、電気炉を除く、主要プロセス機器(ロータリードライヤー、ロータリーキルン、ショットメイキング等)の設計、製作および試運転の技術指導を行います。
本プラントで製造するフェロニッケルは、主にポスコ社でステンレス原料として使用されます。現在、同社はフェロニッケルを外部調達していますが、近年その需要の高まりを受けフェロニッケルの安定した確保が急務となり、今回、SNNC社を通じ高炉一貫製鉄メーカーとして初めて自ら製造に乗り出すことになったものです。
当社は、インドネシアのアンタム社(PT ANTAM Tbk.)、国内では大平洋金属などにフェロニッケル精錬プラントを納入してきており、現在も国内外でプラントを建設中です。
今回の世界最大級となるプラントの受注は、同事業における大きな前進であり、当社は、今回の受注を機に世界各地で積極的に事業を展開していきます。
□設備の概要
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1. |
納入場所 |
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韓国 光陽市 |
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2. |
設備形式 |
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ロータリーキルン式乾燥・焼成炉 |
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3. |
受注内容 |
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機器設計、納入、据付工事、試運転の技術指導 |
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4. |
生産能力 |
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3万トン-NI/年 |
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5. |
納 期 |
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2008年12月予定 |
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SNNC社 |
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韓国のポスコ社とニューカレドニアの鉱山会社であるソシエテ・ミニエール・デュ・シュド・パシフィック(SMSP)社との合弁会社。 |