坂出LNG株式会社からLNG基地をフルターンキーで受注

2006年03月14日

 
 

川崎重工は、坂出LNG株式会社(四国電力70%、コスモ石油20%、四国ガス10%の共同出資会社)より坂出LNG基地建設工事を受注しました。本基地は2006年10月、地盤改良工事に着手し、2010年運用開始予定で、土木及び機電一式のフルターンキー契約のLNG基地としては当社にとって初の受注となります。

今回受注した範囲は、LNG受入設備一式、貯蔵設備(18万KL、地上PC式LNGタンク)、LNG払出し設備一式です。

坂出LNG基地は坂出市番の州緑町に位置し、LNG(液化天然ガス)の受入・貯蔵・気化・払出しに関する業務を行い、主に四国電力坂出発電所へのガス送出を行います。

当社はLNGタンクでは、1982年に地下式LNGタンクを建設、1983年には地上式のLNGタンクを建設して以来、金属二重殻式・ピットイン式・PC式・地下メンブレン式など、国内LNGタンクの全形式での実績を持っています。また海外においても、韓国でのLNGタンク建設技術協力を行うなど、国内外で26基におよぶLNGタンクの受注・納入実績を有しています。

今後とも当社は、低温・極低温を中心とする各種エネルギー貯蔵設備の総合エンジニアリング事業を、国内外で積極的に展開していきます。