大型ばら積み運搬船「CAPE RIVIERA」の引渡し(川崎造船)

2005年01月11日


川崎造船は、坂出工場において、大型ばら積み運搬船「CAPE RIVIERA:ケープ リビエラ」(当社第1581番船)を引き渡しました。

本船は、載貨重量185,000トン型の最新鋭の大型ばら積み運搬船で、”K” LINE (EUROPE) LIMITEDの子会社である ”K” LINE BULK SHIPPING (UK) LIMITEDに引き渡し後、南アフリカ~英国間ほか世界各地で海上輸送に使用される予定です。

本船の工程、主要目および特長は、以下のとおりです。

<工 程>

起工 2004年 9月 6日
進水 2004年10月15日
引渡 2005年 1月 7日


<主要目>

全長 290.00m
長さ(垂線間) 280.00m
幅(型) 47.00m
深さ(型) 24.40m
満載喫水(型) 17.95m
総トン数 93,006T
載貨重量 185,879T
貨物艙容積 205,722m3
主機関 川崎‐MAN B&W 6S70MC MkVI型 ディーゼル機関1基
連続最大出力 16,860kW X 91回転/分
航海速力 約14.7ノット
乗船定員 28名
船級 日本海事協会(NK)
船籍 パナマ


<特  長>

1) シンプルで、合理的な荷役などの諸設備を採用した最新鋭の大型ばら積み運搬船です。
2) 安全性向上のための新規則(ばら積み貨物船の追加安全措置)を適用し、安全性の高い船となっています。
3) 推進抵抗の小さい船型にするとともに、最新の省燃費型ディーゼル主機関および高効率タイプのプロペラ、さらに川崎フィン付ラダーバルブを採用しています。
4) 主機などからの排出ガスに含まれる窒素酸化物を削減する対策を施すとともに、機関室の消火装置を炭酸ガスから泡消火装置に変更、さらに冷房機・冷凍機に新冷媒を採用するなど、地球環境に配慮しています。