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ニューヨーク市交通局向け地下鉄電車を受注

2003年05月16日

川崎重工は、ニューヨーク地下鉄電車(R142A)80両を、ニューヨーク市交通局(NYCT:MTA New York City Transit)より受注しました。受注金額は約90百万ドルで、2005年5月までに納入する予定です。

今回の追加受注は、1997年7月に当社がNYCTから受注した400両および2001年2月に受注した120両の追加契約です。今回受注した地下鉄電車は、当社がこれまでに納入した地下鉄電車「R142A」と同型で、軽量ステンレス車体に最新の電子機器やエア・サスペンション(空気ばね)を装備し、車両の両端部にガラス窓を用いて採光を良くしたほか、大型の背もたれのある曲面型のベンチシートを採用し、体格の大きな米国人に配慮されたものとなっています。

今回受注した地下鉄電車は、兵庫工場と2002年4月より本格稼動している米国の現地法人Kawasaki Motors Manufacturing Corp., U.S.A.(KMM:ネブラスカ州)のリンカーン工場内の鉄道車両工場で車体の組立を行い、Kawasaki Rail Car Inc.(KRC:ニューヨーク州)ヨンカース工場にて最終組立を行う予定です。

当社はNYCT向けでは、1982年に「R62」型地下鉄電車325両を受注して以来、累計1,500両を超える受注納入実績を持っています。2002年11月には次世代地下鉄電車「R160」を総数1,700両〔べース契約660両(うち当社は260両)、オプション契約1040両〕アルストム社(仏)と共同で受注しており、「R160」の納入が完了すると、NYCT向け地下鉄車両では、当社が最も多くの両数を納入することになります。なお「R160」の台車は、当社製作分とアルストム社製作分のすべての車両において当社製が採用されます。

また当社は、ニューヨーク地下鉄電車「R142A」の設計時の衝突エネルギー吸収部分の解析・試験結果と、1999年1月米国コロラド州で実施した米国初の鉄道車両一両分の衝突試験の解析・試験結果が非常に高い精度で合致したことが高く評価され、米国機械学会(ASME)、米国電気電子学会(IEEE)共催の鉄道会議において、米国機械学会鉄道輸送部門の最優秀論文賞(The best paper for the 2000/2001 year)を2002年4月に受賞しました。この研究で得られた成果を用いることで、当社の耐衝突性能を持つ鉄道車両の開発・設計力が認められ、地下鉄電車「R142A」、「R143」、さらに先に受注した「R160」でも衝突試験が免除になりました。

今回の受注は、当社のNYCT向けの豊富な納入実績と技術力が高く評価されたものです。また当社はニューヨーク地下鉄電車以外にも、米国の北東回廊海岸(ボストン、ニューヨーク、ワシントン近郊)向けの客車をはじめ、シンガポールや台北などの地下鉄電車など、すでに23,000両以上の海外向け鉄道車両を納入しています。今後とも当社は、海外市場での鉄道車両事業を積極的に展開していきます。

□受注した車両の概要

(1)車 種:地下鉄電車(5両×16編成)
(2)寸 法:15.6m(長さ)×2.6m(幅)×3.6m(高さ)
(3)車体素材:ステンレス鋼

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