潜水艦「いそしお」を引き渡し

2002年03月14日

 


川崎重工は、3月14日11時30分から神戸工場西浜岸壁において防衛庁向け潜水艦「いそしお」の引渡式を石川 亨海上幕僚長、浅野正治海上幕僚監部監理部副部長、河野美登契約本部副本部長を始めとする防衛庁関係者ほかの出席のもとに行います。
本艦は、画期的な新型潜水艦「おやしお」型の5番艦として当社が鋭意建造してまいりました。戦後、当社で建造の潜水艦としては、20隻目に当たります。船型には葉巻型を採用して優れた水中運動性能と推進性能を持ち、船体には高張力鋼が使用されています。
また、各種システムの自動化、高性能ソーナー装備による捜索能力の向上、ステルス性能の向上などが図られているとともに、諸安全対策が十分に施されています。

本艦の工程ならびに主要目は次のとおりです

工 程  
起 工 1998年 3月 9日
進 水 2000年11月27日
竣 工 2002年 3月14日
   
主 要 目  
長 さ :82メートル
:8.9メートル
深 さ :10.3メートル
喫水(常備) :7.4メートル
基準排水量 :2,750トン
主 機 関 :川崎12V 25/25 S型ディーゼル機関 2基
推進電動機 1基
軸 数 :1軸
速 力 :20ノット
主 要 兵 装 :水中発射管 一式
そ の 他 :スノーケル装置 一式