欧州最大級のモーターサイクルショー「パリショー」に「ZZ-R1200」等2002年ニューモデル6機種を出展

2001年09月27日


「ZZ-R1200」

川崎重工は、9月28日より10日間にわたりフランスのパリで開催される欧州最大級のモーターサイクルショー「パリショー」(注1)に、欧州向け2002年ニューモデル6機種を出展します。

今回のパリショーにおいてカワサキは、1990年の発売以来、長年にわたり市場から高い評価を得、世界中の多くのファンに親しまれている大排気量スポーツモデル「ZZ-R1100」の後継モデルとして、スポーツツーリングモデル「ZZ-R1200」を発表します。同時に、高性能で軽快なハンドリングを実現したスーパースポーツモデル「Ninja シリーズ」の「Ninja ZX-12R」、「Ninja ZX-9R」と「Ninja ZX-6R」に走行性能の向上を目的に改良を加え、2002年モデルとして発表します。

また、アメリカンクルーザー(注2)では、ロング&ローのスタイリングを実現したパフォーマンスクルーザー「VN1500 Mean Streak」と、モーターサイクル入門用として、オートマチッククラッチ付きの3速トランスミッションを搭載した子供向けエンデューロモデル(注3)「KLX110」も併せて発表します。

(注1)欧州最大級のモーターサイクルショーの一つで、ドイツで開催される「インターモトミュンヘン」と隔年に開催される。
(注2)ゆったりとした乗車姿勢で乗るアメリカンスタイルバイクの総称。
(注3)公道ではない不整地での走行を楽しむオフロードモデル。

2002年ニューモデルの概要
□スポーツツーリングモデル
「ZZ-R1200」
1990年の発売以来、長年にわたり大排気量スポーツのフラッグシップモデルとして、世界中の多くのファンに親しまれてきた「ZZ-R1100」をベースに、エンジン排気量を1,164cm3に拡大した高性能スポーツツーリングモデルです。
新設計の水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブエンジンは、エンジン回転数全域にわたる強力なトルクと、優れた加速力を発揮します。高剛性の新設計アルミフレームとサスペンションは、スポーティなハンドリングと快適性とを両立させています。また、独自のスタイリングで風防効果に優れたフルフェアリング、見やすく機能的な計器類、大容量23リットル燃料タンクなど、ロングツーリングに適した装備の充実を図っています。

□スーパースポーツモデル
「Ninja ZX-12R」
カワサキのスーパースポーツモデルを代表する「Ninja シリーズ」の最上級モデル。量産車初のアルミモノコックフレームに、水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブエンジン(1,199cm3)を搭載しています。2002年モデルではエンジン、車体の細部にわたって改良を加え、走行性能の向上を図っています。
「Ninja ZX-9R」
水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブエンジン(899cm3)を搭載した高性能スーパースポーツモデルで、エンジン性能と軽快なハンドリングが高いレベルで調和したモデルとして世界中から高い評価を得ています。2002年モデルでは、車体の細部にわたって改良を加え、走行性能の向上を図っています。
「Ninja ZX-6R」
高性能ライトウェイト スーパースポーツモデル「Ninja ZX-6R」の基本コンセプトはそのままに、2002年モデルでは、水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブエンジンの排気量を599cm3から636cm3に拡大しています。また高出力化に伴い足回りに改良を加え、一層の走行性能の向上を図っています。

□アメリカンクルーザー
「VN1500 Mean Streak」
独特の鼓動感を持つ大排気量V型2気筒エンジン(1,470cm3)を搭載した「VN1500シリーズ」に、新たに加えられたパフォーマンスクルーザーモデル。ロングホイールベース(1,705mm)の車体やストレートハンドルバーの採用などにより、ロング&ローのスタイリングと低い乗車姿勢を実現しています。またエンジンの高出力化を図るとともに、大径デュアルディスクブレーキや倒立フォーク、ラジアルタイヤなどを採用し、高い走行性能を実現しています。

□エンデューロ
「KLX110」
モトクロスレーサー「KXシリーズ」のイメージを継承したスタイリングの車体に、空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブエンジン(111cm3)を搭載した、子供向けの入門用オフロードモデル。扱いやすいエンジン特性に加え、操作の簡単なオートマチッククラッチ付きの3速トランスミッションを採用するなど、エントリーモデルとして操る楽しさを提供しています。