転圧機械の相互OEM供給に関して基本合意

2001年09月18日

川崎重工と世界最大の転圧機械メーカーであるボーマク社(ドイツ)の日本法人であるボーマクジャパン社(茨城県古河市)は、転圧機械の相互OEM供給を行なう基本合意に達しました。

今回の基本合意した内容は、建設機械市場で高い評価を受ける川崎重工製大型タイヤローラやマカダムローラなどの静圧ローラと、世界一のシェアと高いブランド力を持つボーマク社製の振動ローラについて相互OEM供給を行なうものです。

これにより、川崎重工とボーマクジャパン社は、お互いのブランド力、製品力を補強するとともに、新機種の研究開発費や製造コストなどの経営資源を集中することで、転圧機械事業の収益力強化を図り、転圧機械市場でさらなる地位向上を目指します。

国内の転圧機械市場は、景気の低迷、公共工事の削減などの影響でピーク時のほぼ半分まで縮小するなど、非常に厳しいものとなっています。このような状況下で両社は、今回の相互OEM供給により、転圧機械に関して競争力をさらに強化するとともに、建設機械事業全体の強化・発展を進めていきます。

□相互OEM供給の概要

 1.川崎重工からの供給機種:計6機種
    1)大型タイヤローラ(油圧式/トルコン式/機械式):5機種
    2)マカダムローラ:1機種
 2.ボーマクジャパン社からの供給機種:計5機種
    1)4トンクラス振動ローラ:3機種
    2)7トンクラス振動ローラ:1機種 
    3)10トンクラス土工用振動ローラ:1機種