LPG運搬船「FORMOSAGAS APOLLO」の引渡し
2001年08月30日
川崎重工は、8月29日に、LPG運搬船「FORMOSAGAS APOLLO:フォルモサガス アポロ(当社第1497番船)を引渡しました。本船はFORMOSA PLASTICS MARINE CORPORATIONより受注した2隻の内の第1番船です。本船の引渡しにより当社は累計26隻のLPG運搬船を建造したことになります。
本船の主要目及び特長は次の通りです。
<主要目> | |
全長 | 230.00 m |
長さ(垂線間) | 219.70 m |
幅(型) | 36.00 m |
深さ(型) | 21.90 m |
満載喫水(型) | 11.60 m |
総トン数 | 47.156 T |
載貨重量 | 54,826 t |
貨物タンク容積 | 84,332 m3 |
主機関 | 川崎-MAN B&W 5S70MC MkVI型ディーゼル機関×1基 連続最大出力13,450キロワット×91回転/分 |
航海速力 | 約16.8 kt |
定員 | 28 名 |
船級 | American Bureau of Shipping(ABS) |
船籍 | Panama |
<特 長> | |
1) | 本船には、低温で液化されたLPGを積むため、船体から自由に収縮する独立型貨物タンクを4区画の船倉内に4基設けています。 |
2) | 貨物タンクには、-48℃までの低温液化石油ガスを積み込むことができるように低温用特殊鋼材が使用され、周囲は発泡ウレタンを用いた防熱が施されています。 |
3) | 主機関には、省燃費型の超ロングストローク2サイクル低速ディーゼル機関が採用されており、さらに推進抵抗の少ない船型、および川崎フィン付ラダーバルブの採用により、燃料消費量の低減が図られています。 |
4) | 主機起振力の低減、プロペラ設計への配慮、川崎ダンプタンクの採用などの振動対策が施されており、海上試運転において低振動であることを確認しています。 |