ばら積運搬船"COSMOS"の引渡し

2001年08月30日

川崎重工は、ばら積運搬船"COSMOS"(コスモス、当社 第1513番船)を当社神戸工場においてパナマの船主のForever Shipping S.A.へ引渡しました。

本船は、阪神淡路大震災後の神戸工場における商船建造再開として建造される5万トン型ばら積運搬船シリーズ第2番船で、本年4月に竣工した"BORON NAVIGATOR"に引き続き完成したものです。なお本船は、引渡し後、オーストラリアに向け出航の予定です。

本船の工程、主要目ならびに特長は次の通りです。

工 程
起工 2001年1月25日
進水 2001年4月25日
竣工 2001年8月29日


主要目
船級 日本海事協会
船籍 PANAMA
航行区域 遠洋(国際)
全長 189.80 m
長さ(垂線間長) 181.00 m
幅(型) 32.26 m
深さ(型) 16.90 m
夏季満載喫水(型) 11.90 m
総トン数 27,989 t
載貨重量 50,320 t
主機関 KAWASAKI-MAN B&W 6S50MC-C × 1基
連続最大出力 8,090kW×127回転
定 員 25 名


本船の特長
1) 船型は船首楼付き平甲板型で5船倉を有し、各ハッチカバー間の船体中心線上に4基の30トンデッキクレーンを装備しており、荷役設備のない港湾でも荷役作業が可能です。
2) 積載貨物は穀類、石炭、鉱石、鋼材などで、これらの貨物の運搬に適した船倉形状としています。
3) 主機関には軽量・コンパクト・高出力の新形式エンジンであるKAWASAKI-MAN B&W 6S50MC-Cを搭載しています。