インターネットを利用した油圧機器受発注システムを構築

2001年08月07日

川崎重工は、インターネットによる油圧機器の受発注システム「PMG-net」を構築し、9月1日より運用を開始します。「PMG-net」は、インターネットを利用した全国の代理店向け受発注サイトで、代理店と当社精機ビジネスセンター間の事務処理作業の効率化と、代理店に対して営業情報をタイムリーに提供し、拡販支援を行うことを目指したものです。

これまでの産業用油圧バルブの販売では、代理店からの問い合せや注文を、全て電話やFAX、電子メールにて受け付け、在庫や納期の確認など頻繁に発生する問い合せに対して、営業担当者がそれぞれ確認や対応を行っていました。また製品価格やスペックなどの製品情報、在庫情報、発注管理情報を個別に管理していたため、それぞれの情報の更新も個別に行う必要がありました。

今回当社が構築したシステムにおいて、代理店はインターネット経由で製品情報、在庫情報、見積発注情報などを一元的に管理する「PMG-net」にアクセスすることにより、当社営業部門に直接問い合わせなくても、時間的な制約を受けずに、いつでもタイムリーに情報を確認することが可能となります。また「PMG-net」の注文データは、精機ビジネスセンター内の基幹システムと連携しており、受注や手配業務の簡略化スピード化が図れます。

当社は当面、このシステムを当社の産業用油圧バルブ約1万型式の販売に適用し、本年8月末を目処に国内の主要代理店に導入を完了する予定です。また今年度中には、産業用油圧ポンプおよびモータへと対象製品を広げるとともに、海外販売代理店への適用も計画しています。今後とも当社は、油圧機器の拡販において一層の間接コスト削減と納期短縮、代理店の営業支援に注力していく予定です。

※PMG=Precision Machinery Group