5,250個積みの大型コンテナ船「COSCO SHANGHAI」の引渡し

2001年07月24日

川崎重工は、7月25日、坂出工場において、COSLUCK SHIPPING LIMITED向け、コンテナ運搬船「COSCO SHANGHAI:コスコ シャンハイ」(第1502番船)の引き渡しを行います。
本船は、中国遠洋運輸(集団)総公司(COSCO)から当社が1999年10月に7隻一括受注した大型コンテナ船(内2隻は中国のNACKSで建造)の第1番船です。本船を皮切りに短期連続建造を行うこのシリーズは2002年3月にすべての引き渡しを完了する予定です。本船の工程、主要目ならびに特長は次の通りです。

<工程>
起工
進水
引き渡し
2001年4月 2日
2001年5月29日
2001年7月25日
<主要目>
全長
長さ(垂線間)
幅(型)
深さ(型)
満載喫水(型)
総トン数
載貨重量
コンテナ積載個数
(20フィートコンテナ換算)
主機関

航海速力
乗船定員
船級
船籍
280.00メートル
267.00メートル
39.80メートル
23.60メートル
14.00メートル
65,531トン
69,192トン
甲板上2,460個、倉内2,790個
合計5,250個
川崎-MAN B&W 10L90MC MkV型ディーゼル機関×1基
連続最大出力43,100キロワット×82回転/分
24.5ノット
30名
American Bureau of Shipping
香港
<特長>
1)20フイートコンテナに換算して5,250個(甲板上に2,460個、船倉内に2,790個)のコンテナが積載可能です。船倉内には、国際条約で規定する火薬類を含む危険物をコンテナに収めた状態で積載できるようにしています。
2)主機起振力の低減、プロペラ設計への配慮、ダンプタンクの採用などの振動対策が施されています。
3)当社が独自に開発した省エネ船型となっているので、比較的小型の主機を採用することができ高速力を達成するとともに、低燃費の船となっています。
4)コンテナ荷役時の省力化のために各種自動化装置、運航の省力化のための機関部プラント集中監視システムなどを採用しています。