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フォルケセンターからバイオガスプラントの独占販売権を取得

2001年06月21日

川崎重工は、デンマークに本拠を置く非営利組織(NPO)「フォルケセンター」から、家畜排せつ物などを資源化して還元利用する「フォルケ方式バイオガスプラント」の主要構成機器である発酵槽について国内での独占販売権を取得しました。

フォルケセンターは1983年の設立以来、バイオガスをはじめ風力、太陽光、バイオマスといった再生可能エネルギーの研究開発および普及を推進しています。同センターは、国家の環境とエネルギー政策の中で世界に先駆けて再生可能エネルギー分野に特に力を入れているデンマークの国家政策に則った活動を続け、国内はもとより、海外でも数多くのプラント納入実績を持ちます。

同センターが開発した「フォルケ方式バイオガスプラント」は、デンマークを中心とする欧州地域の一般農家に広く導入されている家畜排せつ物を主原料に、生ごみなどの生活系廃棄物、加工くずなどの農業系廃棄物、水産系廃棄物なども受入可能な小・中規模のコージェネレーションを含む循環型バイオガスシステムです。

欧州では、近年環境問題への関心が高まるにつれ、畜舎周辺の悪臭や河川の汚濁などが顕在化し、大きな問題となっています。欧州各国ではこの問題の解決と再生可能エネルギーの有効利用促進を目的に、循環型バイオガスシステムが急速に普及しています。
一方、日本国内では、し尿処理施設での有機エネルギーの回収が義務づけられたのに続き、1999年に施行された「家畜排せつ物の管理の適正化及び利用の促進に関する法律」により、家畜排せつ物の適正処理・資源としての利用を目的とする設備の普及が見込まれています。

当社は、1998年にフォルケセンターからバイオガスプラントに関する技術導入を開始し、2001年3月には北海道開発土木研究所向けに、6.3m3/日のメタン発酵施設(発電付)、3.8m3/日の有機性堆肥化施設、試験圃場などで構成する同方式バイオガスプラントを納入した実績を持ちます。今回の独占販売権の取得は、当社の同方式のプラントに関する実績が高く評価されたものです。

また今回の独占販売権取得により、当社のバイオガスプラント技術は、中・小規模プラントに適したフォルケ方式に加え、大規模プラントに適したウーデ方式、生ごみ・剪定枝を主原料とするビューラー方式の計3方式を有し、多様なケースへの対応が可能になります。今回の独占販売権の取得を機に、当社は今後需要が増加すると予想される自然エネルギー利用の分野において、さらに積極的な営業活動を展開するとともに、資源循環型社会の実現に向けて貢献していきます。

なお、「フォルケ方式バイオガスプラント」の主な特長は以下のとおりです。

□「フォルケ方式バイオガスプラント」の特長
1. 発酵槽、ガスホルダー、その他機器の3ユニットから構成され、各ユニットがシンプルかつコンパクト。量産が可能。
2. イニシャルコスト、ランニングコストの低減が図れ、またプラント機器類の高さが低いためメンテナンスも容易。
3. 消化槽は水平式を採用し(容量によってはサイロ式の場合もあり)、ガス発生効率の最大化を志向。
4. 脱硫システムは好気性微生物プロセスを採用し、高価な触媒が不要。

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