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札幌ドームに世界初、空気圧浮上による可動式天然芝サッカーフィールド「ホヴァリングステージ」と「開閉式可動席」を納入

2001年05月29日

川崎重工は、札幌市が建設を進めている札幌ドーム(愛称:HIROBA)の可動式天然芝サッカーフィールド「ホヴァリングステージ」および開閉式可動席を札幌ドーム新設工事特定共同企業体に納入しました。

札幌ドームは、シェル型屋根のドーム(クローズドアリーナ)とオープンアリーナが一体となった「デュアルアリーナ」で、ドーム内で天然芝によるサッカー試合を実現するとともに、野球やコンサート、展示会など多目的に利用するため、天然芝サッカーフィールドの移動を可能にする「ホヴァリングステージ」が大きな特長で、2002年FIFAワールドカップの日本開幕戦の会場として利用される予定です。

今回当社が納入したホヴァリングステージは、天然芝のサッカーフィールド全体をオープンアリーナからクローズドアリーナ(あるいはその逆)に移動させるための設備で、約8,300tにおよぶステージを微少な空気圧(900mmAq・大気圧の約9%)で約7.5cm浮上させ、ステージ外周部に設けた34個の車輪を駆動させて移動・旋回する「空気圧浮上方式」を世界で初めて採用しています。空気圧浮上方式の採用により、ステージ重量を10分の1に軽減し、4m/分の速度で移動させるこのシステムは、サッカーフィールドのクローズドアリーナからオープンアリーナへの移動・設置が約2時間で可能です。なお、「ホヴァリングステージ」のその他の特長は以下のとおりです。

「ホヴァリングステージ」の特長
1. 天然芝ステージは、重量分布がほぼ均一なため、その重量を直接空気で全面的に支持することができ、車輪で全重量を支持する方式に比べ構造部材を小さくできます。
2. 走行路面(コンクリート床)にかかる重量は、微少な空気圧(900mmAq・大気圧の約9%)と車輪駆動に必要な重量のみを負担する走行車輪荷重に分散されるため、鋼製レールが不要となり、建築の計画面および運用面においての制約が非常に少なくなります。
3. 天然芝ステージ使用時は、鉄骨大梁を直接コンクリート床面に接地させてステージを支持するため、サッカー競技に必要なフィールド剛性を確保出来ます。
4. 駆動装置は、ステージ外周部に配置するので機器点数も少なく保守・点検が容易です。


また当社は、世界初のシステムを採用した開閉式可動席(約2,000席×2基)を納入しました。この開閉式可動席は、ホヴァリングステージをオープンアリーナ、クローズドアリーナ間で移動する際、ドーム開口部を確保するために座席を昇降・伸縮機構で折りたたみ、旋回機構で左右の固定スタンドの下に収納するシステムです。

当社は、これまでに「札幌メディアパーク・スピカ(札幌市)」向け開閉式ガラス屋根や「鶴見はなぽーとブロッサム(大阪府)」向け開閉屋根など、多くの可動建築物の設計・施工実績を有します。今後とも当社は、こうした高度な制御技術を活かし、最先端技術を駆使した可動建築物事業において積極的な営業展開を図っていきます。

□「ホヴァリングステージ」の概要
1. 寸 法 :縦120m×横85m×高さ1.38m
2. 重 量 :約8,300t
3. 移動速度 :毎分4m
4. 移動距離 :約200m



□札幌ドームの建設の概要
1. 建築主 : 札幌市
2. 設 計 : 原 広司(東京大学 名誉教授)
株式会社アトリエ・ファイ建築研究所
株式会社アトリエブンク
3. 工事監理 : アトリエ・ファイ建築研究所・アトリエブンク特定共同企業体
4. 施 工 : 札幌ドーム新設工事特定共同企業体
(構成員)
大成建設株式会社(前期代表)
株式会社竹中工務店(後期代表)
シャール・ボヴィス インク

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