秋田県より「川崎式BK117C-2型 消防防災ヘリコプター」を受注

2015年12月28日

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川崎式BK117C-2型ヘリコプター

 

川崎重工は、秋田県より最新鋭の「川崎式BK117C-2型ヘリコプター」を受注しました。本件は、「C-2型」の消防・防災ヘリコプターとしては14機目の受注であり、既存の消防防災ヘリコプターの更新機と して秋田県消防防災航空隊に配備される予定です。

「川崎式BK117ヘリコプター」(以下、BK117)は、当社と欧州のヘリコプターメーカーのエアバス・ヘリコプターズ社(旧メッサーシュミット・ベルコウ・ブロウム社)が共同開発し、国産ヘリコプターとしては初めて型式証明を取得した中型双発機です。

BK117の特長の一つとして、機体後部に備えた観音開きの大きなクラムシェル・ドアがあり、消防・防災活動に必要な機材の搬出入を容易にしています。加えて、広いキャビンスペース、コンパクトなボディ、優れた安全性や機動性などが高く評価され、消防・防災のみならず、人員・物資輸送、警察、ドクターヘリ、報道など多用途にわたり全世界で使用されています。

BK117は、1983年の初号機納入以来改良を重ね、当社納入分で167機(2015年12月28日時点)、エアバス・ヘリコプターズ社納入分を合わせると全世界で1,200機以上の納入を誇るベストセラー機です。

今後も当社は、培ってきた技術力と高い信頼性、国産機ならではのサポート体制を活かし、「川崎式BK117C-2型ヘリコプター」の積極的な営業活動を展開していきます。

 

 【川崎式BK117C-2型ヘリコプターの主要諸元(基本モデル)】

  ①全長 13.03m
  ②全幅 1.73m(胴体)
  ③定員 11名(最大座席数)
  ④巡航速度 246km/h
  ⑤航続距離 700km(標準タンク)
  ⑥主な装備 自動操縦装置、ホイスト装置(レスキューウィンチ)、GPS地図表示装置、サーチライト等