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イプシロンロケット試験機用フェアリングを出荷

2013年05月23日

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川崎重工は、イプシロンロケット試験機用フェアリング※1を当社岐阜工場(岐阜県各務原市)での設計・部品製造を経て、播磨工場(兵庫県播磨町)にて組立後、宇宙航空研究開発機構(JAXA)内之浦宇宙空間観測所に向けて出荷しました。本フェアリングは、内之浦宇宙空間観測所でイプシロンロケット試験機に組み込まれます。なお、同ロケットは、JAXAが中心となって開発した惑星分光観測衛星(SPRINT-A※2)を搭載する予定で、8月22日の打ち上げに向けて準備作業が進められています。

今回出荷したフェアリングは、イプシロンロケット用に開発した、直径2.5m、長さ9.2mのクラムシェル型のフェアリングです。本フェアリングは、内部に格納された衛星などにアクセスするドアの開閉作業を容易にすることにより、打ち上げ前の衛星へのアクセス可能時間を拡大させるなど、ユーザーフレンドリネスおよび運用性を向上させています。また、コーン・シリンダ半殻一体構造や水没性パネル、貼付式断熱材を採用することで、打ち上げ費用の低減に寄与しています。

当社は、1993年にH-Ⅱロケット向けにフェアリングを納入したのを皮切りに、H-Ⅱロケット向け7機、H-ⅡAロケット向け22機、H-ⅡBロケット向け4機分を納入した豊富な実績を持っています。

当社は、今後もフェアリングの開発・製造を通して、我が国の衛星打上げビジネスおよび宇宙科学の発展に積極的に貢献していきます。

 

※1: フェアリングは、衛星を格納する部分で、ロケット先端部に取り付けられ、打ち上げ時の空気抵抗、空力加熱、音響(振動)などの過酷な環境から衛星を保護するためのものです。これは大気圏外に達した後に左右に2分割して衛星を分離します。
※2: 惑星分光観測衛星(SPRINT-A : Spectroscopic Planet Observatory for Recognition of Interaction of Atmosphere)は、地球を回る人工衛星軌道から金星や火星、木星などを遠隔観測する世界で最初の惑星観測用の宇宙望遠鏡です。
   

 

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