気象庁向け風洞設備を国土交通省関東地方整備局へ引き渡し

2012年02月01日

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川崎重工は、気象庁向け風洞設備を国土交通省関東地方整備局に引き渡しました。

本風洞設備は、気象観測に使用する風速計の構造・材質および精度を検定する目的で設置されるもので、空気の流れを作る送風機、空気の流れを整える整流器、測定を行う測定部等で構成されています。本設備は送風機で発生させ、整流器・ノズルで検定の基準となる風速に制御された一様な空気の流れを、測定部において被検体である風速計に当てることで風速計の表示風速を比較検査するものです。

本設備は、水平単帰路回流式(ゲッチンゲン型)、測定部開放型の風洞です。ノズルは、断面形状が正八角形で対辺寸法が1,000mm、1,200mmの2種類の吹き出し口を有しており、最高風速108m/秒までの検査が可能です。

当社は、1957年以来、土木・建築・環境用風洞、自動車用風洞、航空機用風洞など様々な用途に応じた風洞設備を納入しています。

今後も、風洞のトップメーカとして一層の技術開発・向上に取り組み、あらゆるニーズに応じた風洞設備を提供していきます。