「川崎式BK117C-2型 ドクターヘリ」を受注

2011年07月06日

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川崎重工は、西日本空輸株式会社より「川崎式BK117C-2型ヘリコプター」2機を受注しました。本件は、熊本県と宮崎県のドクターヘリとして運用される予定で、2011年12月より順次引き渡します。

「川崎式BK117ヘリコプター」は、当社と欧州のヘリコプターメーカーECD社(ユーロコプタードイツ社)〔旧MBB社(メッサーシュミット・ベルコウ・ブロウム社)〕が共同開発したヘリコプターで、物資・人員輸送、消防・防災、警察、ドクターヘリなど多用途に活用される中型双発機です。BK117ヘリコプターは、機体後部に大きなクラムシェル・ドア(観音開きドア)を備え、患者の搬出入が容易なことをはじめ、機内での医療行為を施しやすい広いキャビンスペース、コンパクトなボディと機動性の良さなどが高く評価され、救急医療専用機として全世界で使用されています。

BK117は、国産ヘリコプターとして1983年の初号機納入以来改良を重ね、優れた技術力と高い信頼性により、当社納入分(2011年7月6日現在)で153機、ECD社納入分を合わせると全世界で850機以上の納入を誇るベストセラー機です。

今後も当社は、優れた技術力と高い信頼性、国産機ならではのきめ細やかなサポート体制を活かし、「川崎式BK117C-2型ヘリコプター」の積極的な営業活動を展開していきます。

【川崎式BK117C-2型ヘリコプターの主要諸元】

 
①全長
13.03m
 
②全幅
1.73m(胴体)
 
③定員
11名(最大座席数)
 
④最大全備重量
3,585Kg
 
⑤巡航速度
246km/h
 
⑥航続距離
675km(標準タンク)
 
⑦主な装備
EMSキット等

EMS(Emergency Medical Service)キットは、ドクターヘリによる救急医療サービスを実施するための装備で、主な構成は、医療専用床、担架、医療席、看護師席、付添人席、側壁医療機材ラック、天井および側方レール、前方医療用キャビネット、照明灯および医療用機材用の電源ユニットなどです。