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台北市向け地下鉄電車の初編成を出荷

2005年12月05日


川崎重工は、台北市政府捷運 しょううん 工程局(台北DORTS:Department of Rapid Transit System, Taipei City Government)向け地下鉄電車の初編成を出荷しました。

今回当社が出荷した車両は、2003年に台北DORTSから受注した地下鉄電車321両の初編成3両で、2006年春に新店(Xindian)線小碧潭(Xiaobitan)支線に投入されます。当社が受注している車両は、2011年に全線開業予定の新荘(Xinzhuang)線と蘆洲(Luzhou)支線の2路線向けに144両、在来線輸送力増強のために177両が投入される予定です。今後、当社兵庫工場にて量産を開始し、工業合作プログラム(ICP:Industrial Cooperation Program)に従い残り半数の車両を現地の協力会社で現地生産し、2009年6月に全両を納入する計画です。

車体は耐候性に優れたステンレス鋼製で、片側4ヶ所に配されたドアは外吊り式を採用しています。台車は当社製ボルスタレス台車で、第三軌条より供給される直流750Vの車両用電源により、最新のIGBT(※)インバータ制御で駆動し、最高運転速度は80km/hで運行されます。また、今回の特徴として、運転およびメンテナンスを支援するためにTSIS(Train Supervising Information System)のほか、客室内の安全確保のためにCCTV(監視カメラ)を搭載し、運転士が客室の状況を確認できるようになっています。また、客室内に自転車駐輪スペースが設けられており、多様な利便性に配慮されています。

当社は、台北DORTS向けに、台北市の渋滞緩和のために新規に建設された地下鉄用の一次車として、1992年から1993年にかけて淡水線向けに132両の地下鉄電車を納入し、良好に運行されています。本車両は四次車にあたり、一次車での経験に加え、日本国内向けはもとより、ニューヨークやシンガポール向け地下鉄電車など豊富な実績もとに、納入に至ったものです。321両納入完了後は台北DORTSで運行される全705両の地下鉄電車のうち、当社製は一次車と四次車合計453両となり、過半数を占める最大シェアを持つことになります。

当社の海外向け鉄道車両は、近年では北米およびアジア向けを中心に、3,000両以上の納入実績があります。今後とも当社は、海外市場での鉄道車両事業を積極的に展開していきます。

□車両の概要
(1)車種:地下鉄電車(3両×3編成および6両×52編成、合計321両)
(2)寸法:23.5m(長さ)× 3.2m(幅)× 3.6m(高さ)
(3)車体素材:ステンレス鋼
(4)台車:ボルスタレス台車
※ IGBT:Insulated Gate Bipolar Transistor
絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ素子

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