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中国で初めてとなるリニアメトロ車両の初編成が完成

2005年11月28日

 

 

川崎重工は、中国山東省青島市の南車四方機車車両股份有限公司(以下、四方)および伊藤忠商事株式会社(以下、伊藤忠)と共同で、中国広東省広州市地下鉄道総公司(以下、広州地下鉄)から受注した、リニアモーター駆動式地下鉄車両(リニアメトロ車両)の初編成を完成させ、27日に四方で完成式が挙行されました。なお、今回完成した車両は、中国で初めての、かつ世界で最速となる90km/hのリニアメトロ車両となります。

今回完成した車両は、2004年に受注したリニアメトロ車両300両のうち、最初の2編成8両です。本案件で当社は技術責任者という立場にあり、伊藤忠は海外部品の取り纏めおよび契約全体の履行支援業務を行い、地下鉄車両の設計製造は当社と四方の合作により行われます。当社が構体設計を行った上で、当社からの技術供与および製造支援により、四方が艤装設計および製造、試験・検査を行い納入します。なお、今回完成した車両は、当社が構体を製作し、四方が最終組立てを行いました。今後、順次現地生産比率を高めて製作し、2010年に300両全両を完納する予定です。

広州地下鉄は、広州市街地の交通渋滞の緩和を目的に、北京、上海に続く中国第3番目の地下鉄として、1999年6月に1号線が全線開通しました。その後、華南地区における中心都市として、広州市と珠江デルタ周辺地域とのつながりを強化し広州経済圏の活性化とイメージアップを図るとともに、2010年のアジアオリンピック開催に向け積極的に都市交通の拡張が進められています。
今回完成した車両は、広州地下鉄4号線に投入されます。本案件で製作する車両は、4号線向け30編成120両および5号線向け45編成180両であり、納期はそれぞれ2005年から2008年、2009年から2010年の計画です。4号線は広州市外を南北に結ぶ総延長35.5kmの路線で、2005年末に一部開業する予定です。また、5号線は広州市南東の郊外と市街中心部を結ぶ総延長31kmの路線で、2009年に全線開業する予定です。

当社は、神戸市営地下鉄海岸線および大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線向けにリニアメトロを納入した実績を有し、現在は横浜市営地下鉄4号線向けにリニアメトロの設計・製作を行っています。広州地下鉄向けリニアメトロ車両の受注は、これら当社が納入した電車の運行状況が良好であることに加え、日本国内向けはもとより、ニューヨークやシンガポール、台北向け地下鉄電車など豊富な実績と、当社の技術力が総合的に高く評価されたものです。

中国では、地下鉄や郊外路線など都市交通整備プロジェクトが数多く計画されており、その多くで今回の案件同様、中国国内の国産化を義務付けられています。今後も、当社はソフト、ハードを問わず取り組める柔軟なビジネススタイルを展開し、拡大する中国市場に積極的に取り組んでいきます。

□車両の概要
(1)車種 :車輪式リニアモーター車両(300両)
(2)車両長 :68m/編成(17m/両)
(3)車体素材 :アルミ製
(4)最高速度 :90km/h

※2010年アジアオリンピック:
4年に一度行われる国際地域総合競技大会のアジア競技大会。2010年11月に、第16回大会が広州で開催されます。

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