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世界最高の省エネルギーを達成した三重効用ガス吸収冷温水機を世界に先駆けて新発売(川重冷熱工業)

2005年10月05日

 



 

川重冷熱工業は、COP1.6※1(高位発熱量基準)と世界最高の省エネルギーを達成した次世代型の三重効用ガス吸収冷温水機を世界で初めて商品化し、10月6日より発売します。

吸収冷温水機は、ガスや油を燃料とし、水を冷媒とするクリーンな冷暖房用機器で、大型ビルや産業用冷暖房の熱源機として広く利用されています。当社は、吸収冷温水機のリーディングカンパニーとして、二重効用ガス吸収冷温水機を1968年に世界で初めて商品化しました。

今回発売する三重効用ガス吸収冷温水機は、現在の二重効用ガス吸収冷温水機と比べて省エネルギーを飛躍的に向上させており、冷房用・プロセス用エネルギーを30%以上も低減しています。この三重効用方式は、当社が2001年度から4年間、新エネルギー・産業技術総合開発機構(略称:NEDO技術開発機構)より委託※2を受け、社団法人日本ガス協会と共同で開発を進めてきました。本製品は、三重効用方式を用いた吸収冷温水機を世界で初めて商品化したものです。

三重効用ガス吸収冷温水機の主な特長は、以下のとおりです。

1. 世界最高の省エネルギー COP1.6(高位発熱量基準)
二重効用の限界をはるかに越えるCOP1.6(高位発熱量基準)は、業界基準となっている当社の二重効用ガス吸収冷温水機初号機と比べて53%、また、現在の市場一般製品と比べて30%以上の冷房用エネルギーを低減するものです。さらに、コージェネレーションシステムに組込み、排熱を利用することにより、燃料ガス消費量を20%以上削減できます。
2. 高い信頼性の継承と新開発の三重効用サイクル技術のコラボレーション
二重効用ガス吸収冷温水機として高い信頼性を誇る当社の 「シグマエース1.4シリーズ」 の技術をベースに、新開発のトリプルリバースサイクル技術を付加することで、高い信頼性と性能を併せて実現しました。
3. 高温・高圧サイクルへ適合した新開発の高温再生器
三重効用ガス吸収冷温水機は、二重効用と比べて高温・高圧サイクルとなるため、高温再生器の耐食性を高め、ボイラ構造規格へ適合する必要があります。当社は、これに対し、トリプルリバースサイクルを最適化することにより、高温再生器の温度を可能な限り低く押さえて耐食性を高めるとともに、当社が有するボイラ技術を応用することにより、ボイラ構造規格に適合させ、信頼性の高い高温再生器を開発しました。
4. 部分負荷でも高い省エネルギー性能
新溶液循環量インバータ制御(特許申請中)を標準装備し、部分負荷でも高い省エネルギー性能を実現しました。
5. 24時間監視「テレメンテ」機能
二重効用ガス吸収冷温水機で高い評価を得ている電話回線により運転状態を24時間監視する「テレメンテ」機能を標準装備しています。
6. 低NOxバーナを標準装備
低NOxバーナを標準装備し、NOx排出量を都市ガス13Aで60ppm(O2=0%換算)以下にクリアしました。

 

現在、京都議定書の発効や地球温暖化対策推進法の改正などにより、企業や自治体の省エネルギーに対する取り組みが加速しています。この三重効用ガス吸収冷温水機は、冷房運転時の省エネルギー効果が極めて大きいことから、長時間冷房運転を必要とする病院、スーパー、インテリジェントビルなどでの利用が適しています。本製品の導入により、フロンレスはもとより、エネルギー消費量を削減することでCO2の大幅削減にもつながり、地球環境保護に大きく貢献することができ、また、吸収式では、ガスエンジン等の排熱温水を加熱源として利用するコージェネレーションシステム(ジェネリンク形)とすることで、さらなる省エネルギー効果を見込めることから、吸収式冷温水機の普及に大きく弾みがつくものと期待しています。

今後とも当社は、吸収冷温水機のパイオニア企業として、省エネルギーや環境負荷低減を実現するシステム・機器の開発・販売に注力していきます。

販売機種
  標準形(排熱利用なし) ジェネリンク型(排熱利用あり)
機種名 Σ TTG‐185 Σ TTG‐340 Σ TTJ‐165 Σ TTJ‐310
冷房能力(kW) 651 1196 580 1090
暖房能力(kW) 358 658 319 600
排熱利用時
燃料ガス削減率(%)
20 20
・冷水出入口温度条件 15℃→7℃、冷却水入口温度条件 31℃
・当面はガス焚き4機種ですが、順次ラインアップを強化していきます。

※1: COP(Coefficient of Performance:成績係数)は、冷房熱量/供給入熱で表し、供給熱量に対してどれだけの冷房熱量が得られるかを示す。
※2: エネルギー使用合理化技術戦略的開発「三重効用高性能吸収式冷温水機の開発(平成13~16年度)

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