ページ内移動用のメニューです。


H-IIAロケット4号機用フェアリングを出荷

2002年11月06日


 

 川崎重工は、H-IIAロケット4号機用フェアリングを当社岐阜工場(岐阜県各務原市)での設計・部品製造を経て、播磨工場(兵庫県播磨町)から宇宙開発事業団(NASDA)種子島宇宙センターに向けて、出荷しました。本フェアリングは、種子島宇宙センターでH-IIAロケット4号機に組込まれ、12月14日に打上げられる予定です。

 今回出荷したフェアリングは、H-IIAロケットとしては初めての直径5メートルのシングル・タイプ(5S型)で、この中に大型衛星が1機組み込まれます。また、収納できる衛星の大きさは、米国スペースシャトルや、欧州のアリアンV型ロケットと同等です。
 H-IIAロケット4号機は、大型衛星〔環境観測技術衛星(ADEOS-II)〕を搭載し、打ち上げ能力の余裕を活用して、3機の小型副衛星(ピギーバック衛星)を搭載します。当社は、フェアリングの開発・製作に加えて、小型副衛星3機の内2機の衛星分離部も担当しています。

 当社は、1988年にH-IIロケット向けにフェアリングを納入したのを皮切りに、H-IIロケット向けでは計7機分、H-IIAロケットにおいても、試験機1号機向け4メートル・シングル・タイプ(4S型)、試験機2号機および3号機向け4メートル・デュアル・タイプ(4/4D型)を納入しており、今回出荷の5S型を含め、フェアリングメーカーとして、多くの種類のフェアリングを開発・製造した豊富な実績を持っています。

 当社が開発・製造してきた各種H-IIAロケット用フェアリングは、大型衛星や2基の衛星を同時に打上げるなど多様な打上げ需要に対応できます。当社は今後もフェアリングの開発・製造を通して、我が国の衛星打上げビジネスに、積極的に貢献していきます。

 □H-IIAロケット4号機用フェアリングの概要


※1: フェアリングは、衛星を格納する部分で、ロケット先端部に取り付けられ、打ち上げ時の空力加熱、振動などの過酷な環境から衛星を保護するためのものです。これは大気圏外に達した後に左右に2分割して衛星を分離します。

※2: ADEOS-II(Advanced Earth Observing Satellite-II)は、地球観測プラットフォーム技術衛星(ADEOS)の観測ミッションを継承し、地球温暖化等のグローバルな環境変動のメカニズムの把握や、気象や漁業などの実利用の面への貢献を図るとともに、観測技術の開発・高度化を図ることを目的とした衛星です。

※3: ピギーバック衛星は、豪州小型衛星(FedSat:Federation Satellite)、鯨生態観測衛星(WEOS:Whale Ecology Observation Satellite)、マイクロラブサット1号機(μ-LabSat)の3機。なお、当社は、豪州小型衛星(FedSat:Federation Satellite)、鯨生態観測衛星(WEOS)の衛星分離部を担当しています。

前のページへ戻る


ページの終わりですページの先頭へ戻る