ページ内移動用のメニューです。


環境リサイクル分野向け装置「マルチシリーズ」2機種を新発売

2002年05月27日

 

川崎重工は、環境リサイクル分野向け装置「マルチシリーズ」の、主に廃棄物の破砕を行なう一軸せん断式破砕機「マルチロータ」と、破砕した廃棄物を固形化した燃料(RPF)を製造するRPF成形機「マルチプレス」の2機種に改良を加えた、「マルチロータMAX」、「マルチプレスMAX」をそれぞれ新発売します。

当社はこれまで、環境リサイクル分野向け装置を「マルチシリーズ」としてラインアップし、せん断破砕機と成形機を主機とした産業廃棄物系の古紙や廃プラスチック類のRPF製造設備を実用化するなど、環境リサイクル分野での高い技術力と豊富な納入実績があります。今回新発売する2機種は、RPF製造設備分野のパイオニアとしてさらに製品力を強め、競争力を高めることを目的として改良を加えた製品です。

今回新発売する「マルチロータMAX」、「マルチプレスMAX」の概要はそれぞれ以下のとおりです。

1.一軸せん断式破砕機「マルチロータMAX」

一軸せん断式破砕機「マルチロータ」は、回転刃を取り付けたロータを回転させ、V字型の固定歯との間で順次噛み合せてビニール製品、古紙、布などの軟質系廃棄物から、板状プラスチック、木材などの硬質系廃棄物まで効率良くせん断破砕できる装置です。コンパクトな小型機から世界最大級の大型機まで、豊富なラインアップを揃え顧客の幅広いニーズに対応しています。
今回新発売する「マルチロータMAX」は、従来機同様に処理物を供給するプッシャの押し付け力や速度をロータの稼動状況に応じて自動制御し、最適な供給状態を保つ機能やロータの温度上昇を抑えるセルフクーリングシステムを導入するとともに、従来機のコンセプトをもとに改良を加えています。特長は、以下のとおりです。
(1) ロータの駆動方式を油圧駆動と電動機駆動の2種類から選択でき、ユーザーのニーズに柔軟に対応できます。
(2) ロータの軸受を破砕室から分離独立したプランマ式軸受の採用により、故障の防止・メンテナンス性の向上を実現しています。
(3) 回転刃の形状・材質は、破砕する廃棄物の種類など処理条件に応じて最適なサイズ、配置を選択できます。

2.RPF成形機「マルチプレスMAX」

RPF成形機「マルチプレス」は、破砕した可燃物を円周上に多数の穴を設けたダイにローラーで押し付け、ダイ穴部から押し出すときの圧力と摩擦熱で減容・固形化する成形機です。適正なダイを選択することで、要求されるRPFの製品サイズに合わせることができ、顧客ニーズに幅広く対応でき、また減容・固形化の際に外部加熱が不要であるなどの優れた特長を有しています。
今回新発売する「マルチプレスMAX」は、従来機のコンセプトをもとに改良を加えています。特長は、以下のとおりです。
(1) 回転軸、主軸を4つの軸受で支持する制振構造を採用するとともに、稼動用モータを機械上部から下部に移動することで振動の発生を抑制しています。
(2) 主軸には油圧式安全装置を装備し、異物が噛み込んだ場合は主軸が回転することで本体に過大な力がかかるのを防止します。
(3) 部品を含めた内製化を図ったことにより、顧客ニーズに対してより柔軟に対応できる体制を構築しました。
古紙やビニール、廃プラスチックは、容器包装リサイクル法が2000年に施行されたことで、リサイクル市場での注目が高まっており、各地でリサイクル事業が盛んに開始されています。一方で、古紙やビニール、廃プラスチックを原料とするRPFは、CO2排出量の削減を目指す製紙・製鉄などの業界で化石燃料の代替燃料としてニーズが高まっています。
 
今回の新製品2機種の発売を機に、今後とも当社は環境リサイクル分野向け製品を充実させ、顧客の幅広いニーズに対応できる体制をより強化し、環境リサイクル装置事業を積極的に展開していきます。
なお、「マルチロータMAX」、「マルチプレスMAX」は、5月28~31日に東京ビッグサイトで開催される「2002NEW環境展」に出展します。

※RPF:Refuse Paper & Plastic Fuel: 古紙と廃プラスチックを原料とした固形燃料

 

前のページへ戻る


ページの終わりですページの先頭へ戻る