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自社開発20MW級高効率ガスタービンを用いたコージェネレーション設備の運転を開始

2001年11月12日

川崎重工は、自社開発の20MW級ガスタービン「L20A」を用いた新型コージェネレーション設備「PUC180」を明石工場に完成し、運転を開始しました。

「L20A」は、当社が長年培ってきた産業用ガスタービンの開発技術と航空用ジェットエンジンに関する高度な要素技術を結集させ、世界最高水準の熱効率35%を実現した高性能ガスタービンです。当社では「L20A」を世界戦略製品と位置づけ、国内外の大規模な工場・公共施設・大型都市開発施設などにおける分散型エネルギー用途に販売を強化します。また「L20A」の開発により、自社開発ガスタービンの出力は700kWから20MW領域まで拡大し、幅広い製品ラインナップで需要増加が見込まれる分散型エネルギー市場の多様なニーズに応えます。

今回明石工場に建設したコージェネレーション設備は、当社の核となる事業として積極的に展開する中小型ガスタービン事業戦略を具現化したもので、設備建設の目的は以下のとおりです。

(1) 「L20A」を核に、各種当社グループ製品を最適にインテグレートしたモデルプラントを顧客に提案し、当社の高い技術力をアピールする。(当社はガスタービンをはじめ、プラント構成で必要とされる排熱回収ボイラ、脱硝装置、複合サイクル発電用蒸気タービンなど主要機器を当社製品で対応できる、中小型ガスタービン分野で唯一のメーカーです。)
(2) 「L20A」の高性能、高信頼性を長期間の運転により確認する。
(3) ESCO(Energy Service Company)事業などソリューションビジネスへ積極的に対応していくために不可欠となる、オペレーション/メンテナンス能力を向上させるためのトレーニング基地とする。
(4) 明石工場のエネルギーコストを削減するとともに総合的な環境保全に寄与する。

さらにコージェネレーション設備「PUC180」は、現在総合熱効率80%以上を実現、複合サイクル発電プラントにおいては、発電効率50%を目指し技術開発を進めるとともに、製品の標準化を図っています。

また環境対応型製品としては、ゼロエミッションを実現した1,500kW級触媒燃焼ガスタービンを開発し、本年10月に米国にて初号機を納入しました。今後上位機種へと順次拡大し、超低NOx技術で他社製品との差別化を図っていきます。

当社は、1974年に産業用ガスタービンを自社開発して以来、中小型産業用ガスタービン分野において7,000台以上の納入実績を持ち、国内で60%以上のトップシェアを獲得するとともに、コージェネレーション設備および複合サイクル発電プラント分野においても国内外で約600台を納入しており、中小型ガスタービン市場においてトップメーカーとして確固たる地位を確保しています。また販売・サービス体制については、国内では昨年設立した(株)カワサキマシンシステムズ(KMS)を中心に、約70ヶ所の販売・サービス拠点を整備するとともに、海外においても米国、欧州、アジア地域など約30ヶ所に及ぶ販売・サービス拠点を配置し、販売・サービス体制の拡大を進めています。

今後当社は、顧客満足度を高めるため高品質のサービス提供に努め、プラントのライフサイクルで事業を展開していくビジネススタイルをより一層強めるとともに、「カワサキガスタービンで中小型市場の世界制覇」をスローガンに、その実現に向けて2005年には600億円、2010年には1,000億円を売上目標として、事業拡大に積極的に取組みます。

□ コージェネレーション設備「PUC180」主要諸元
定格発電出力18,000KW
発生蒸気量・蒸気条件 36t/Hr ・ 1.96MPaG飽和
発電端効率 34%
総合熱効率 81%
燃料 都市ガス13A
NOx排出濃度 2.3ppm(O2 16%)

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