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非常用兼用型低NOx・高効率コージェネレーションシステムを新発売

2014年10月01日

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「M1A-17D」ガスタービン (イラスト)

 

川崎重工は、自社開発の1.7MW級ガスタービン「M1A-17D」を駆動源とした高効率コージェネレーションシステム「PUC17D」の非常用兼用型を開発し、営業活動を開始します。

非常用兼用コージェネレーションシステムは、通常時には都市ガス等のガス燃料を使用して電力を供給します。一方、停電時にガス燃料の供給が途絶えた場合には、自動的に液体燃料へ切替えて非常用の照明装置など重要な機器に電力供給を継続します。新たに専用の非常用発電設備を設置する必要がなくなるため、省スペース化、イニシャルコストとメンテナンスコストの低減、および機器系統の簡素化が図れるなどのメリットがあります。
駆動源である「M1A-17D」は、同クラスで世界最高レベルの定格発電効率26.5%を達成した高効率ガスタービンであり、2011年に販売を開始して以来、22台の納入実績があります。

今回開発したシステムは、燃焼器への水噴射を不要とするDLE(ドライ・ロー・エミッション)燃焼式の採用によりNOx値を50ppm(O₂=0%換算)まで低減させたほか、排熱ボイラの性能向上により総合効率を5.3ポイント向上しました。また、環境負荷低減へのニーズに応え、システム単体での自立運転中でも負荷急変に対応して低NOx運転を継続できるDLE燃焼システムも開発しました。さらに、オプションとして吸気ダクトに可変翼機構を追加することにより、部分負荷時の空燃比一定制御を可能とし、DLE燃焼による低NOx運転範囲を拡大させることも可能です。

東日本大震災では、これまでの想定を大幅に上回る規模の災害が発生し、施設や工場の操業に大きな影響を与えました。このような大規模災害への備えとして国内でBCP(事業継続計画)の策定が進み、コージェネレーションシステムにも、被災による停電時のライフライン維持や復旧支援という観点から非常用兼用としてのニーズが高まっています。また、海外におけるガス燃料使用時の低NOx高効率運転やガス供給が不安定な場合に液体燃料に切替えての継続運転などのニーズにも対応が可能です。当社は今後も市場のニーズに応える製品を開発していきます。

 

※ 水や蒸気の噴射に拠らず燃焼温度を低く制御することで、NOx排出量を削減する方式。

 

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