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大型ニッケル水素電池「ギガセル」を用いたスマートグリッド実証試験を開始

2012年04月24日

川崎重工は、三菱電機株式会社のスマートグリッド・スマートコミュニティ実証実験設備に、自社開発の大型ニッケル水素電池「ギガセル」を用いた実証試験装置(ギガセルシステム)を設置し運転を開始しました。
当社は三菱電機と共同でギガセルシステムの系統安定化分野への適用化技術を開発します。

ギガセルシステムは、18モジュール(計38kWh)のギガセルとパワーコンディショナで構成しています。三菱電機尼崎地区の拠点内に設置してある太陽光発電システム(4,000kW)と、火力発電・揚水発電・負荷などを模擬した実証実験設備にギガセルシステムを連系し、天候によって出力が左右されやすい再生可能エネルギーが電力系統に大量導入された状況下で、周波数変動の抑制など電力品質維持に関わるギガセルシステムの技術検証を行います。

ギガセルシステムでは以下の3点を実証および検証します。

1.
電力品質維持
・ ギガセルによる太陽光発電の出力変動抑制運転
2.
災害時などでの自立運転
・ 系統から切り離した自立系統(太陽光発電+可変負荷)におけるギガセル単独運転
・ ギガセルとその他分散電源を協調した自立運転
3.
再生可能エネルギー大量導入時の系統安定化
・ 配電電圧および周波数の制御におけるギガセルの効率運用

高速充放電が可能なギガセルは再生可能エネルギーの急峻な変動に応答します。ギガセルは、太陽光発電や風力発電の出力安定化や災害時の自立運転システムをはじめ、船舶向け蓄電装置、交通インフラ分野における鉄道システム用地上蓄電設備(BPS)など様々な分野での用途に展開しています。当社は今後もエネルギーの有効利用に貢献していきます。

 

□ギガセルシステムの仕様

1.
ニッケル水素電池ギガセル
 
① 電池モジュール定格容量
  12V182Ah 2.18kWh
 
② 電池アレイ定格容量
  18直列1並列 216V 39.3kWh
2.
パワーコンディショナ(自社開発)
 
① 定格容量
  有効電力200kVA、無効電力200kVar
 
② 動作モード
  機側モード(定電流、定電力運転)、集中モード(外部指令による運転)
3.
充放電コントローラ(自社開発)
 
電池の健全性を常時監視し、SOC(State of Charge)を算出
4.
高圧トランス
 
電圧 6.6kV/440V

C3120424-1.jpg

(本システムは40ftコンテナに収納)

 

C3120424-3.jpg

 10-180型ギガセル

    
 

C3120424-2.jpg

コンテナ内部

 

※ 「ギガセル」は川崎重工の登録商標です。    
 

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