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H-ⅡAロケット21号機用フェアリングを出荷

2012年04月02日

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川崎重工は、H-ⅡAロケット21号機用衛星フェアリング※1を当社岐阜工場(岐阜県各務原市)での設計・部品製造を経て、播磨工場(兵庫県播磨町)にて組立後、種子島宇宙センターに向けて出荷しました。
本衛星フェアリングは、種子島宇宙センターで打ち上げを執行する三菱重工業(株)に納入され、同社のH-ⅡAロケット21号機に組み込まれます。なお、同ロケットは2012年5月に予定されている打ち上げに向けて準備作業が進められます。

今回出荷した衛星フェアリングは、同時に2基の衛星を搭載することができるデュアル・タイプ(4/4D型、全長16メートル、直径4.1メートル)で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の第一期水循環変動観測衛星(しずく)※2と、韓国航空宇宙研究院(KARI)の多目的実用衛星3号機(KOMPSAT-3)※3を搭載します。

当社は、1993年にH-Ⅱロケット向けに衛星フェアリングを納入したのを皮切りに、H-Ⅱロケット向けは計7機分を納入しています。H-ⅡAロケットにおいても、4メートル・シングル・タイプ(4S型)、4メートル・デュアル・タイプ(4/4D型)、5メートル・シングル・タイプ(5S型)の各種衛星フェアリングを開発・製造し、計20機分を納入した豊富な実績を持っています。

当社が開発・製造してきた各種H-ⅡAロケット用衛星フェアリングは、大型衛星や2基の衛星の同時打上げなど多様な打上げ需要に対応できます。当社は、今後も衛星フェアリングの開発・製造を通して、我が国の衛星打上げビジネスに積極的に貢献していきます。

□H-ⅡAロケット21号機用衛星フェアリングの概要

 
4メートル・デュアル・タイプ(4/4D型)
 
全長
16メートル
 
直径
約4.1メートル
 
搭載できる衛星
長さ約8.2メートル、直径3.7メートルまでの衛星 ×1基
長さ約5.3メートル、直径3.7メートルまでの衛星 ×1基
     
※1: 衛星フェアリングは、衛星を格納する部分で、ロケット先端部に取り付けられ、打ち上げ時の空力加熱、音響(振動)などの過酷な環境から衛星を保護するためのものです。これは大気圏外に達した後に左右に2分割して衛星を分離します。
※2: 第一期水循環変動観測衛星は、宇宙から地球の環境変動を長期間に渡って、グローバルに観測することを目的とした地球環境変動観測ミッションの内の、地球の降水量、水蒸気量、海洋上の風速や水温等の観測を行います。
※3: 多目的実用衛星KOMPSAT-3は、韓国KOMPSAT-1、2の後継機で、これまで以上に高い解像度を持つ光学機器を搭載し、太陽同期軌道を周回して、地球の地理情報解析に必要な高解像度画像の提供や各種の環境観測などを行います。
   

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