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H-ⅡBロケット3号機用フェアリングが完成

2011年07月22日

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川崎重工は、H-ⅡBロケット3号機用衛星フェアリング※1を、当社岐阜工場(岐阜県各務原市)での設計・部品製造を経て、播磨工場(兵庫県播磨町)にて組立て、完成しました。本衛星フェアリングは、海上輸送後、宇宙航空研究開発機構(JAXA)種子島宇宙センターにて、H-ⅡBロケット3号機に組込まれます。なお、H-ⅡBロケットは、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が中心となって開発を行ったHTV※2 3号機を搭載する予定で、今後打ち上げに向けて準備作業が進められます。

今回完成した衛星フェアリングは、H-ⅡAロケット用5メートル・シングル・タイプ(5S型)を大型化した5S-H型で、シリンダ部を12mから15mに伸長し、荷重増加に対応し各部の構造補強を施しており、この中にHTVが1機組み込まれます。

当社は、1993年にH-Ⅱロケット向けに衛星フェアリングを納入したのを皮切りに、H-Ⅱロケット向けは計7機分を納入しています。H-ⅡAロケットにおいても、大型衛星や2基の衛星の同時打上げなど多様な打上げ需要に対応するため、4メートル・シングル・タイプ(4S型)、4メートル・デュアル・タイプ(4/4D型)、5メートル・シングル・タイプ(5S型)の各種衛星フェアリングを開発・製造し、これまで計19機分を納入した豊富な実績を持っています。H-ⅡBロケット向けは、既に2機分を納入しています。

当社は、今後も衛星フェアリングの開発・製造を通して、我が国の衛星打上げビジネスに積極的に貢献していきます。

□H-ⅡBロケット3号機用衛星フェアリングの概要

 
 
5メートル伸長タイプ(5S-H型)
 
全長
 
15メートル
 
直径
 
約5.1メートル
 
搭載できる衛星
 
HTV専用
       
※1: 衛星フェアリングは、衛星を格納する部分で、ロケット先端部に取り付けられ、打ち上げ時の空力加熱、音響(振動)などの過酷な環境から衛星を保護するためのものです。これは大気圏外に達した後に左右に2分割して衛星を分離します。
※2: 宇宙ステーション補給機(HTV:H-II Transfer Vehicle)は、国際宇宙ステーションに補給物資を運ぶための輸送手段として日本が開発した無人宇宙船です。
   

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