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ROOKIES LETTER

さくら

一年前の春、私たちは一人一本ずつ桜の樹を植えました。植えた桜の樹は、まだまだ枝が細く頼りない、一年後に本当に花が咲くかどうか疑わしい、まるで未熟な私たちのようでした。

しかし、あれから一年。私たちの桜の樹には、見事に花が咲きました。もちろん、まだまだ花の数は多くありませんが、花が咲いてくれた喜びを感じています。また、それぞれの桜の樹によって、成長の仕方も様々です。花がたくさん咲いている樹もあれば、花の数は少ないけれど、幹が他の樹よりも太くしっかり育っている樹、真っ直ぐ長く成長している樹等もあります。一年前はその違いに気付かなかったけれど、今ではそれぞれの個性を感じます。それは、私たちが様々な環境で仕事を頑張り、それぞれ違った成長をしていることと同じことだと思います。桜の樹を見て、ふとそんなことを考え、私たちの成長を喜ばしく感じています。

この桜の植樹を通して、私たちは成長するために、誰かから水を与えられることを待つのではなく、私たち自身で水を与えていかなくてはいけないことに気が付きました。そのことを今後の会社生活の中で忘れないようにしたいと思います。そして、何年後、何十年後に、太く立派できれいな桜の咲く樹のような人材になれるよう、頑張っていきたいと思います。

写真/さくら

(企画管理部、機器第一技術部 2009年度新入社員)


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