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2001.03.01 
世界標準規格のビルディングオートメーションに対応した吸収式冷温水機・冷凍機を新発売

 川重冷熱工業は、ビル内の各種設備を集中管理するビルディング・オートメーション・システムとして世界標準規格となっている「LonWorks(ロンワークス)」に対応した吸収式冷温水機・冷凍機を開発し、2001年4月より発売を開始します。

 ビル内の空調、照明、防災、防犯、電気等の設備管理、監視、制御は、省人化や省エネのニーズからコンピューターのデータ通信技術が採用され、中央監視装置で行われるようになってきましたが、そのほとんどは機器ごとに通信方法が異なっているため、複数メーカーの機器を組み合わせてシステムを構築することが困難であったり、費用が余分にかかったりしています。これらの煩雑さを無くし、誰でも容易に扱える国際標準規格の「LonWorks」が欧米では普及しつつあり、今後国内においても加速度的に進展することが見込まれています。

 吸収式冷温水機は、ガスや油を熱源とし水を冷媒とするクリーンな冷暖房用熱源機器で、1968年に当社が世界に先駆けて商品化したものです。これまで当社の吸収式冷温水機や冷凍機は、独自の通信方式で市場に対応していましたが、このたび吸収式冷温水機・冷凍機の分野では日本で初めて国際標準規格対応の通信システムを取り入れたことにより、中央監視装置からの監視や制御を容易に実現できるようにしました。

 今回商品化した吸収式冷温水機・冷凍機では、それらの運転盤に通信線を接続するだけで中央監視装置から冷温水機の詳細な運転や停止の状態、冷水出口温度、冷却水入口温度等の情報が得られ、機器の運転や停止、制御温度の設定が容易に操作でき、きめ細かい監視が可能となります。さらに他の機器の情報と合わせて運転や停止、各種制御を行うことで高効率な稼動を実現します。

 当社は省エネへの社会的なニーズの高まりに対し、2000年より電話回線を使用した遠隔監視システムである「テレメンテ」でユーザーに代わり24時間運転を監視し、機器の性能や機能低下の予知および予防保全提案などの情報とアフターサービスを提供してきました。今回新たに国際標準規格対応の通信システムに対応させ、中央監視・制御による機器の高効率な運転と管理を実現したことにより、今後とも当社は商業ビルや地域冷暖房、ホテル、学校、病院、工場などへ積極的な営業展開を図っていきます。

《用語説明》

 「LonWorks」技術は、機器間の通信技術の標準化を目指して、米国のエシェロン社が1988年に開発した技術で、同技術を採用した機器を使えば異なるメーカーの機器でもネットワーク化ができ、機器間で簡単に情報をやりとりすることが可能となります。

会社概要

川重冷熱工業株式会社 社長 : 高畠 修藏 資本金 1,460,500千円
本店 〒525-8558 滋賀県草津市青地町1000番地

以上