コージェネレーション

コージェネレーションシステムとは、1次エネルギー(燃料)を使用してガスタービンを駆動し、複数の2次エネルギー(電気、蒸気など)を連続的に取り出すシステムです。ガスタービンのコージェネレーションシステムは、1次エネルギーに燃料を用いて、複数のエネルギーを生み出すことによってエネルギーの有効利用を図り、さらにガスタービンを駆動源とすることによって、NOxの発生量を抑え、環境負荷の低減に応えています。

メンテナンス

カワサキマシンシステムズでは、お客さまの大切なガスタービンを安心して長くお使いいただくため、定期的な点検を実施しています。

 
ボアスコープ点検

内視鏡(ボアスコープ)を用い、タービン及び圧縮機部の目視点検を実施します。

 
高温部開放点検

現地にて車室(ケーシング)を開放し、高温部品の検査、交換を実施します。

 
オーバーホール

現地にて整備済のパワーセクションと交換し、メンテナンス期間を短縮します。
持ち帰ったパワーセクションは、川崎重工の明石工場で本体を全分解し、要修理部品、寿命到達部品の交換を実施します。

 
コージェネレーションシステム運用支援

コージェネレーション遠隔診断装置(テクノネット)を利用して完全24時間遠隔監視体制にて、選任の技術員が昼夜を問わず年中無休で遠隔監視に当たり、常時サービスの実施に貢献しています。

※コージェネレーション遠隔診断装置(テクノネット)・・・電話回線を通してマスターコンピュータに送られてくるデータのトレンド分析を行い、故障発生時にはその変調をその場で診断し、適切な対応を支援しています。

 
コージェネレーションシステム点検整備

設備の信頼性を維持し、稼働率を守り、投資効果を高めるためのキーポイントは、何といってもキメ細かい点検 軽微な故障といえども、トラブルを未然に防止するために積極的な予防保全を行わなくてはなりません。当社では、お客様の立場に立って、優れた人材と高度な技術を点検整備に投入するとともに、経済的なメンテナンス計画の実施を目指しています。


テクノネット

お客様のプラントと監視センターをつないで、発電設備および付帯機器の機能と安全を見守ります。

テクノネットはガスタービンコージェネレーションシステムやガスエンジン発電設備などのプラントを常時休みなくモニタリングする遠隔監視システムです。プラントのメンテナンスに欠かせない予知診断や万一発生した故障の原因を究明するためのデータ収集など、各種診断支援を目的として、すべての常用プラントに標準装備されています。

システム構成イメージ

監視センターでは、テクノネットを通じお客様のプラントを24時間体制で監視しています。定常運転時のモニタリングはもとより万一発生した故障情報などもリアルタイムに把握して原因究明のためのデータ解析を行うなど最適な処置につなげます。