ロンジスチフナー歪み取り装置

装置の概要

橋梁・造船においてはパネルにロンジ材やスチフナーを先付け溶接するケースが多いが、後工程で歪み取り作業を余儀なくされる事が多く、従来は、パネルをX方向、Y方向に移動させながら、プレスで歪み取りを行っているが、その方法の改良が望まれていました。
本歪み取り装置は、ローラ加圧矯正方式を採用し、パネル表裏両面の同位置に加圧ローラを配置し、相互に加圧しながら、前後のローラーコンベアで移動させて矯正します。
本装置の特徴は、歪み量および板厚に最適な条件を圧力調整によって行うことのほか、曲率をもったロンジスチフナーにも対応可能なガイドローラーを装備している点にあります。写真は、其の一例で、歪み取りラインを示します。

上記事例の主な仕様
適用サイズ
  • サイズ:4m×18.3m
  • 板厚:6mm〜20mm
適用ロンジ
  • 高さ:100mm〜350mm
  • フェイス幅:75mm〜100mm
  • スペース:720mm〜1,080mm
歪み取り
  • ローラ加圧矯正方式
  • 送り速度 Max 15m/min.
加圧力:Max 30ton
横移動横移動速度 3m/min.
油圧ユニット圧力:140kg/cʄ電動機3.7kW×2基
操作方法機側押しボタン方式遠隔操作も可能
納入実績
納入場所製作年製作数備考
川崎重工業(株)坂出工場殿1999年1基
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