現在仕事と育児に奮闘中の新井更さん。
防需組立計画課2012年入社
新井さんの夢は、子どもに「あれはママが作った飛行機だよ」と自慢することです。
その夢を叶えた今、次に目指すのは尊敬する先輩方の良いトコ取りをした立派なエンジニアになること！
常に「責任感」「貪欲さ」「フットワークの軽さ」を大切にしているそうです。
「自分の担当部位が完成すると、誇らしくちょっぴり切ない気持ちになります。
立派な飛行機になっておくれと願いながら、後工程にクレーンで移動していくのを毎回見送っています」と嬉しそうに話してくれました。
防需組立計画課長
臼井 直樹
（新井さんの上司）
新井更さんはどんな人ですか？
臼：
一言でいうと「マメな人」かな。若いメンバーの面倒をとてもよく見てくれます。めっちゃ厳しいけどね！（笑）。 愛情のある厳しさで指導してくれています。課の懇親会でも、幹事のサポート役としてお店を予約したり案内文を送ったりテキパキと動いてくれるので助かります。そういうことができるから、仕事の段取りも良いですね。
新：
マメなのは家でもですね。子どものアルバムを毎月１冊作って実家に送っています。これは僕にはできません。
臼：
毎月？それは親御さんも喜ばれるね。
新：
あとは家電を買うとき、旅行に行くとき、何でもとことん調べてくれます。
臼：
自分が納得しないと動かないよね。仕事でも自分が納得するまで確認を徹底しています。
新：
妻は臼井さんや先輩方の良いトコ取りを目指していると言っていますよ。
臼：
かなり私寄りだと思いますけどね（笑）。 新入社員の頃からその姿勢は変わってないですよ。ただ、新井さんはそういった「追い求める」面もありつつ、「あの時こうすればよかった」と振り返って考え込むことがあるなど、繊細な面も持ち合わせていて、とても人間味のある人だと思います。
上司、夫という立場から
どのようなサポートをしていますか。
新：
家事は率先してやっています！妻の体調や業務の状況にもよりますが、家事だけでなく子供の送迎や妻が買った植物の世話も僕がやっています。……文句ではないですよ！（笑）。
臼：
本当はできる限り早く帰したいのですが。新井さんにはやりがいを持って仕事に取り組んでもらいたいので、期待も込めて少し難しい仕事を任せていて、どうしても帰りが遅くなってしまう日もあります。
新：
妻も仕事が好きなので、家でも「会社でこういうことがあった」とか、仕事の話をよくします。僕はひたすら聴くだけですが。
臼：
新井くんがきちんと話を聴いてくれるということも、新井さんにとっては大事なサポートだと思います。「話す」ということは安心を得られるのでとても大切なことですよ。
新：
妻の育児休暇中は、復帰した時に浦島太郎状態にならないように、逆に僕が会社のことを話すようにしました。
臼：
私も担当業務に関する状況を連絡したり、育児や体調について様子を聞いたりしていました。休んでいる間、家のことに集中してもらいたいというのもありますが、組織の一員であるという意識は持っていて欲しかったので。
民間航空機設計課
新井 隆太郎
（新井さんの夫）
KGEの女性活躍についてどう思いますか？
臼：
新井さんのようにKGEで活躍する女性が増えてきていることは、とても良いことだと思います。
ただ、私は新井さんが女性であるから何か特別ということではなく、仲間の一人として接しています。性別関係なく、助け合うことでみんなが働きやすい、そして休みやすい職場・組織にしたいと考えて課を取り纏めています。仕事が一人に集中しないように、メンバーの状況をしっかり把握して、分散し、平準化させることを意識しています。
新：
僕は、結婚式で「育休取ります！」と宣言しました。やはり、妻も仕事と家庭を両立したい気持ちがありますし、僕も子どもと向き合う時間をしっかり持ちたいと思っていました。KGEでは男性で初めての育休取得だったのですが、職場の人も抵抗があった様子はなく、「いつから取るの？」と逆に声をかけてもらえました。男性でも家庭を優先させることができる雰囲気があるのは嬉しいですね。
臼：
人によってそれぞれ事情があるので、育休を必ず取りなさいとは言えませんが、取りたいと考える人にとって取りやすい環境を整えることは私の役目だと思っています。
また、休業するケースは、育児だけではありません。誰かが怪我や病気で休むケースや、介護休業のように予測ができない場合もあります。どんな場合でも、誰かが一時的にいないという状況を乗り越えられる体制を作っておくことが大切だと思っているので、今後しっかり対応できるような体制づくりを意識したいです。
新：
制度が整っているだけでなく、こうやって上司や周りの理解があれば夫婦そろって安心して働けます。
臼：
やはり男性女性関係なく、みんなが更に活躍できるKGEを目指したいですね。
