川崎重工は、大型汎用ロボット「MX700N」を国内向けに新発売します。
今回発売する「MX700N」は最大可搬質量が700kgで、当社の大型汎用ロボット「Mシリーズ」の中で最大機種となります。特に手首トルク(第5軸)がこのクラス最大であるため、ハンドの設計やワークの搬送姿勢の自由度が高くなり、大型重量物のハンドリングがより容易になりました。 また、最大可搬質量を700kgとしたことで、一度に複数のワークの搬送や搬送用パレットごとハンドリングすることが可能になり、生産性が向上します。
この新機種をラインアップに加えたことで、「Mシリーズ」は「MX350L」「MX420L」「MX500N」「MX700N」(以上、床置型)、「MT400N」(棚置型)、「MD400N」「MD500N」(以上、パレタイズ機)の合計7機種となり、最近増加しつつある大型重量物の組立て、ハンドリング等のニーズに幅広く対応できます。
商品名 |
MX700N |
発売日 |
2010年1月15日 |
国内販売価格※ |
1,100万円 |
※販売価格はメーカー希望小売価格。 (オプションおよび消費税は含まず。)
1.主な特長
(1)コンパクトな腰回り
第三軸に新型リンク機構を採用しカウンターウエイトのないコンパクトな腰回りを実現しています。干渉範囲が小さいため作業スペースが小さくてすみ、適用上使いやすくなっています。
(2)手首トルク
基軸モータと同じモータを使用することで5,488N・mと非常に大きな手首トルクを実現しています。これにより重量物や大型ワークのハンドリングが容易にできます。
(3)安心設計
衝突検知機能のほか、高剛性アームには振動抑制機能を持たせ、大きなワークをスムーズにハンドリングできます。
(4)豊富なバリエーション(Mシリーズ)
Mシリーズは床置型の4機種(350~700kg)、棚置型1機種(400kg)の合計5機種が揃い、大型重量物の組立て・ハンドリングの広範なニーズに対応できます。また、パレタイズ機として2機種(400、500kg)もあり、適用に応じて最適な機種が選択できます。
2.主要諸元
機種 |
MX700N |
アーム形式 |
垂直多関節型 |
動作自由度 |
6軸 |
最大リーチ |
2,540mm |
最大可搬質量 |
700kg |
位置繰り返し精度 |
±0.5mm |
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