中国で建設機械用油圧ポンプの生産を開始(カワサキプレシジョンマシナリ)
2006年08月08日
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川崎重工グループのカワサキプレシジョンマシナリ(KPM)は、中国に設立した子会社において、建設機械用油圧ポンプの生産を開始しました。 当社は、2005年12月に川崎精密機械(蘇州)有限公司(江蘇省蘇州市)を設立し、油圧機器の現地生産を行う新工場建設を進めてきましたが、このほど新工場が完成し油圧ショベルに組み込まれる高精度油圧ポンプの生産を開始したものです。当初は従業員数15名、月産100台で操業を開始し、2008年までには現地従業員を30名に増員して月産700台の供給体制を整える予定です。 これまで当社は、中国向け油圧ポンプの供給を本社工場(神戸市西区)より行ってきましたが、新工場完成に伴い本社工場より基幹部品を供給し現地でノックダウン生産する体制が整い、需要の増大とともに高まる顧客からの短納期の要請にも応えていくことが可能となります。 中国では、急速な経済発展に伴う大規模な国土・都市開発を背景に、油圧機器・システムの主要供給先である油圧ショベル市場が世界最大規模に拡大しています。また、今後も2008年の北京五輪や2010年の上海万博に加え、水利、ガス、電力、交通等の旺盛な国家インフラ整備が見込まれており、中長期的にはさらなる伸長が期待されています。 今後とも当社は、グローバルな油圧機器市場で、高品質・高性能な製品を開発、提供するとともに、アフターサービス拠点の充実など総合的な顧客満足度の向上に努め、積極的な事業展開に注力していきます。 □川崎精密機械(蘇州)有限公司の概要
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